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EVENT INFO

2019.10.08

料理人であり醸造家。2つの顔を持つ新進気鋭のワイナリー「いにしぇの里葡萄酒」

料理人であり醸造家。2つの顔を持つ新進気鋭のワイナリー「いにしぇの里葡萄酒」


ワインシティとも言われる塩尻のワインについて探るべく、ライターのイヨリ・タケダが現地取材を敢行。
塩尻のワインの歴史や美味しさの秘密を求めていざ出発です!





新しいワイナリーが生まれる塩尻





塩尻にはワイナリーが数多くあります。創業100年を超える老舗もありますが、2015年にワイン特区に認定されたことで少量でもワイン製造ができるようになり、新しいワイナリーもどんどん増えています。


今回ご紹介するのは開業3年目のワイナリー「いにしぇの里葡萄酒」です。





北小野という地域





「いにしえの里葡萄酒」外観



塩尻の市内から少し離れた北小野という地域にあります。多くのワイナリーが集まっている桔梗ヶ原地域に比べて、山の方にあり標高が高く、ぶどうの生育も今年は2週間ほど遅いそうです。
民家が軒を連ねている中にワインレッドのお洒落な外観が目印のワイナリーがあります。



ワイナリーの奥には畑が広がる。霧訪山が綺麗なところです。



代表の稲垣雅洋さん





ワイン造りとの出会い





稲垣さんは塩尻のご出身で、この畑もご実家の畑で元々は蕎麦を栽培してたそうです。
高校を卒業して上京、東京の調理師学校を出てから飲食の道へ。都内のフレンチ、イタリアン、創作料理のお店などで働かれたそうです。



元々地元に帰ろうと思っていた稲垣さんは、東京で10年働き、自分のお店を開くつもりで塩尻へ戻って来ます。
開店資金を貯めるため、地元のハローワークへ行ってみると、塩尻の老舗ワイナリー 「信濃ワイン」が収穫期のアルバイトを募集していました。地元・塩尻はワインが有名とは知りながら、一体ワインがどうやって作られているのか興味が湧き、アルバイトとして手伝うことに。




「信濃ワインさんでは、ぶどうの収穫以外にも、様々な作業を経験させて頂き、ワイン造りの奥深さに魅せられていきました。


さらにご縁があって、個人ワイナリーのパイオニア的な存在で、稲垣さんの憧れでもあった「城戸ワイナリー」でも半年間ワイン造りに携わらせてもらうことに。そこで自分の目が行き届く規模だからこそ追求できるワインがあるかもしれないということを体感。


「自分のぶどうを作ってみたい」という思いがどんどん強くなっていったそうです。





ビストロ 「ブラッスリーのでvin」を地元にオープン






元々お店をやるために帰ってきた稲垣さん。それぞれ想いを込めて作られた塩尻のワインを飲める飲食店は当時はほとんどありませんでした。「塩尻のワインをもっと多くの人に飲んでもらいたい」と2006年3月にブラッスリー ので Vinをオープンしました。




ブラッスリー=フランスの酒場 、ヴァン(Vin)=ワイン。店名には、「ワイン酒場の出番」という意味が 込められているそうです。



ブラッスリーのでヴァン店内



メニューはその日の仕入れによって変わります。ワインにあう料理がメイン



魚介系は松本の魚屋へ仕入れに行き、野菜は地元・塩尻産。東京で10年間腕を磨いてきた稲垣さんの作る料理はすぐに評判に。地元の人のみならず遠方からもお客さんが詰めかけるお店になりました。



自家製ふわふわレバームース。鳥レバーを使ったムース。これ絶品でした!





いにしぇの里葡萄酒をオープン







いつか自分のワインを作ってみたいと考えていた稲垣さんは、ブラッスリーのでヴァンの営業を続けながらも、塩尻ワイン大学1期生として4年間勉強を続け、2016年にワイナリー「いにしぇの里葡萄酒」をオープン。



「塩尻ワイン大学の4年間では、樽会社さんをはじめ、ワインづくりに関連する会社さんと知り合えたことが大きかった。そして何より一緒にワインづくりを志す仲間ができました。彼らの中にはワイナリーを開業した人もいて、今でも定期的にワイン会を開いて情報交換をしています」



畑の広さは6反。約6000本のワインができるそうです



現在栽培している品種は8種類、中でもやはりメルローは、ここ塩尻の気候に合っているそうで、安定感とバランスが良く一番収穫量も多いと言います。



6反とはいえ、この広さを管理するのはかなりの労力では?と聞くと



「お店での仕事(料理)もあるので、僕一人では難しい。ワイナリーの方は家内や弟にも手伝ってもらっています。」


「家族で畑を手入れして手をかけた分に比例して、ぶどうの味も良くなり、ワインの味も良くなるんです。だからワインって面白いんですよね。

「本当にワインは農業だと思います」と語る稲垣さん。


実際取材時の作業も、日光を遮る余分な葉を切ったり、実のダメな部分をとったりとても地道な作業でした。この手間がワインの味にダイレクトに出るからこそ、情熱をかけれるのでしょうね。



発酵中の白ワイン


樽に使われる木にも色々な種類があり、毎年試行錯誤しているという


ラベルデザインにあるぶどうの木は、初めて稲垣さんが植えたピノ・ノワールの木がモチーフ。(ラベルにもドラマが!)





これからの豊富について伺うと、「ワインは1年に1回しか作れない。同じ畑、同じ品種でも年によってぶどう品質は違います。 それが自然の姿です。
毎年同じ均一なワインを目指すのではなく、その年のぶどうに合わせたオーダーメイドな感じというか。自分の規模だからこそできるワイン造りを追求していきたいですね。」とお話されていました。



いにしえの里インスパイア(北小野)シャルドネ2018と信州サーモンの香草マリネサラダ



「料理はずっとやってきたので仕込みや運営は慣れてますけど、ワイナリーの方はまだ始めたばかりで日々勉強です。でも、自分のワインと自分の料理を合わせて提供するのは僕にしかできないことなので、そのメリットを生かしながら今後も両方頑張っていきたいですね」と最後に語ってくれた稲垣さん。





昼間は醸造家として畑の手入れにワインの醸造を手がけ、夜は料理人として仕込みをしてお店に立つ、まさに一人二役を楽しそうにこなしている姿は、とても輝いていました。そんな稲垣さんに憧れて、新しくワイナリーや飲食店を始める人が今後も増えていくのではないでしょうか。



いにしぇの里葡萄酒のワインは会員への直売、契約酒屋での販売、そしてブラッスリーのでヴァンでも稲垣さんの作る料理とともに味わえます。

稲垣さん、お忙しい中ご協力ありがとうございました!






いにしぇの里葡萄酒のワインが楽しめる!

11/9開催「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY TOKYO 2019」







11/9にホテル雅叙園東京で開催される塩尻ワインイベント「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY 2019」では、15ワイナリー+1高校、約90種のワインが登場。

「いにしぇの里葡萄酒」のワインはもちろん、今回ご紹介の中に出てきた「信濃ワイン」「城戸ワイナリー」や、新規ワイナリーの初醸造酒なども一度にお楽しみ頂けます。
この貴重な機会に、是非会場へ足を運んでみてはいかがでしょうか?






いにしぇの里葡萄酒




住所/塩尻市大字北小野2954
公式Facebookページ/https://www.facebook.com/inishe.no.sato/
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ブラッスリー ので ヴァン




住所/長野県塩尻市大門8番町9-39 田中ビル2F
TEL/0263-53-8780
営業時間/18:00〜深夜
定休日/水曜
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