チケットはこちら TOPへ戻る

EVENT INFO

2019.10.25

長野ワイン王子インタビュー① クルティエ!?の仕事とは

長野ワイン王子インタビュー① クルティエ!?の仕事とは


塩尻のワインについて探るべく、ライターのイヨリ・タケダが取材を敢行。
今回は長野ワイン王子とも言われる重要人物にインタビュー!
「イベントではぜひ飲んでみて欲しい!」ワイン2種の情報も登場!





ワイン生産者と販売店と消費者をつなぐ“クルティエ”とは?
花岡純也さんインタビュー





ソムリエは皆さん知ってますよね。
お客様のリクエストや料理に合わせたワインをお勧めするのがソムリエの仕事。


では、クルティエって知ってますか?


えっ? 何それ新しいお菓子? と思っているそこのあなた!


違います。


今回はそんなクルティエというお仕事をしている花岡純也さんにインタビューさせていただきました。





花岡さん、クルティエって何ですか?






〜「そもそもクルティエって何ですか?」単刀直入に冒頭から聞いてみました


「クルティエというのは、フランスでは国家資格にもなっている職種で、ブルゴーニュやボルドーという地域では欠かせない存在になっています。一言で何かと言うと、ワインのスペシャリストというところでしょうか」



〜ワインのスペシャリスト、その点においてはソムリエも同じような気がするんですが


「ソムリエは、出来上がったワインを提供する場所(レストランなど)において、料理やお客様の好み、その場の状況に合わせてワインをセレクトして提供するのが主な仕事です。
クルティエは、ワインの生産者と販売するお店をつなげ、さらにはその先の消費者が何を求めているのかを生産者へフィードバックすることで より良い流通の循環を作っていく そんな仕事です」





例えば、生産者が作りたいワインと市場が求めているワインがずれていると、そのワインは市場では売れず、生産者は苦しくなり、販売店も苦しくなり、ワイン業界全体にとってもマイナスになってしまう。大手の資本が入っている会社であればマーケティングもできるけど、小さな生産者はそうした市場ニーズを知る機会が少ないんです。

市場のニーズを生産者へフィードバックして、安定した流通の循環につなげることが大事です


一方、実際の流通を担当することも。小さな生産者でこだわりを持って作った良いワインがあったとしても、販売ルートを持っていない場合があります。そうした時に、クルティエがワインの魅力を把握し、たとえ量が少なくても扱ってくれる販売先を探して、つなげていくこともクルティエの仕事なのだという。


しかし、こういった仲介的な役割を果たすには、生産者、販売店両方からの信頼がなければ成り立たない。そのためにはブドウの栽培から醸造、果ては地域ごとに違う風土の理解など、相当な知識がなければできない仕事です。






旅館の板前からソムリエへ





そんな花岡さんは、ご実家が長野県美ヶ原温泉の温泉旅館だったそうで、3代目として板場で10年ほど調理を担当し旅館を切り盛りしていました。当時は、地場の甘口ワインしか置いてなかったこともあってか、舌の肥えたお客様が多い美ヶ原温泉街では、ワインはほとんど売れなかったと言います。



板前の経験も活かし、様々なワインイベントでは実際に調理をすることもあるそう。



ある時、転機が訪れます。旅館の近くで山辺ワイナリーが創業、有名な醸造家が入ることに。しかも、ヨーロッパ系の品種を使った本格的なワインの製造が始まったのです。その醸造家さんから、ワインづくりのことを聞いたり、畑を手伝ったりするうちに、良いぶどうが良いワインに直結することを知ります。
「生食用のブドウと同等、もしくはそれ以上に手間をかけたブドウをワインに使っていたことに衝撃を受けました。」


そこから一気にワインの魅力にハマっていき、ソムリエの資格を取得しました。





松本駅前に「ワヰン酒場かもしや」をオープン





提灯をぶら下げたお店「ワヰン酒場かもしや」



ソムリエの資格を取った花岡さんは、県内のワイン生産者の想いやたくさんの素晴らしいワインに出会う一方で、地元にワインを飲める場所がほとんどないことを痛感。もっと長野県のワインを広めたいと考えました。

ワインは難しい飲み物というイメージを払拭すべく、楽しくカジュアルに飲めるお店「ワヰン酒場かもしや」を松本駅近にオープン。ワイン生産者と消費者の架け橋となる人気店になりました。


和食をメインに、長野県産ワインとの相性などをプレゼンテーションしていったそう。





自然と活動してきたことがクルティエに






前述の「かもしや」での活動が様々な方の目に留まり、長野ワインを紹介する本「本当に旨い長野ワイン100」の執筆、長野ワイン応援団の立ち上げ、長野のアンテナショップ「銀座NAGANO」のワインセレクトの担当など、全国に長野県産ワインを広めることにつながっていきました。

さらに現在は、長野県産ワインを国内や海外の飲食店・酒販店・百貨店などへ実際に流通させていく仕事も担当されています。



板前をしながらワインを知り、ソムリエの資格を取得し、ワインのお店で消費者にワインを広め、その後はワインの生産者(ワイナリー)と東京の販売店をつなぎ、その中で知った消費者のニーズを生産者へフィードバックする。
こうした一連の活動が、自然とクルティエの仕事になっていったという訳です。



「ある人から、君のやっていることはクルティエだよ、と言われたんです。改めて考えてみると確かにそうだなと思いました。」



「でも根底にあるのは、長野のワインをもっと多くの人に知って欲しいという想いだけなんですよね。今長野は本当にいいブドウが作れるし、ワイン特区によってワイナリーも急増している。だからこそ、それぞれの魅力をいろんな面で伝えて、いい循環を作っていくことが、僕にできることなのかなと思います。」と語ってくれた花岡さん。


まさになるべくしてなった、日本のクルティエ第一号と言っても過言ではないのかもしれません。



さて、そんなクルティエ花岡さんが考える日本ワインの魅力とは?塩尻ワインの魅力とは?
それは次回の記事を乞うご期待!





花岡さんセレクトのワインが飲める
「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY TOKYO 2019」





「SHIOJIRI GRAND WINE PARTY 2019」のワインは、全て花岡さんがセレクト。
この記事を読んでいた頂いた皆さんに、花岡さん注目のワインを2つご紹介!!!!!!



<おすすめ1 丘の上 幸西ワイナリー メルロー>
塩尻で一番新しいワイナリー。今年2019年が初醸造・初出荷となります。そんな新しいワイナリーの希少なワインをいち早く飲めるチャンスですよ!

<おすすめ2 サンサンワイナリー スカーレット>
今年のG20サミット提供ワインを手がけたサンサンワイナリーのシードル。カナダ原産の赤肉りんごのジェネバを使用したシードルは、飲めばわかる立体感のある素晴らしい味だそうです。(ぜひ「ジェネバ」を検索してみてください)



他にも15ワイナリー+1高校、約90種のワインを一度に味わえる塩尻ワインの一大イベントです!
滅多にお目にかかれないワインが多数登場しますよ!
ワインファン、これからワインを楽しみたいという方にも必見のイベントです。ぜひお見逃しなく!



BACK